社長ごあいさつ

『自然の景色を切り取ったようなに庭』

これが私達が基本としている庭づくりのコンセプトです。 

「庭って何だろう？」

以前、私は庭とは何なのかわからなくなって、ひどく悩んだ時がありました。

今までいくつもの庭をつくってきたのにもかかわらず、情けない…。 
何のために庭をつくってきたんだろう。

• お客様のため？
• 自己満足のため？
• 仕事だから？
• ほめられたいから？

考えれば考えるほどわからなくなる。
そんな事を思っているうちに、自分には庭をつくる資格がないんじゃないかと思うようになり、いいようのない不安を感じ、とても落ち込みました。

そんな時、私がまだ小学３年生ぐらいの頃に父親がよく見ていた庭の雑誌のことを思い出したんです。
ロッキングチェアーに座り、前に後ろにとゆらゆら揺られながら、本を見ている父親。

その膝の上に乗り、一緒に見ていました。

「これ、どこの景色？」
「景色じゃないよ。よその家のお庭だよ。」

 

ズンと力強く地面から空に向かって伸びる樹木。
その樹木の立木の間を小川が流れている。
小川の周りには苔の生えた石や砂利がある。

 

その石と石の間からは、石を押しのけて生えてきたかのように草花が生えている。

「庭」といわれても私には自然の風景そのものにしか見えませんでした。

まだ、小さかった私にはよく理解できなかったのを覚えています。 
そんなことを思い出しているうちに、本の中にあった庭の写真を母親の田舎の里山の風景とがダブってきたのです。

そこは、杉に囲まれた山の中です。

風が吹くとザワザワッと杉の葉が揺れてこすれあう。
なんともいいがたい、いい風が吹いてきます。

「あー。気持ちいい風。」

目の前には渓流が流れています。

水が石を越えて流れ落ちる時のサラサラという水の音。
「とっても癒される。」
ここは道路から１キロ程、山の中に入った場所なので、空気が違うんです。
本当、体の中の悪い物が全て洗い流されていく感じがするぐらい、空気が澄んでいるんです。
体の力が、まるで掃除機で吸い取られるように抜けて、リラックスしていくのがわかります。

 

そこで改めて気がつかされました。
自然の中に入ればこんなにも癒されてリラックスできて、穏やかな気持ちになれる。

 

みなさんも行楽シーズンになれば、車の渋滞や人混みなんて関係なく、

山や海や川にいっせいに出かけていきますよね。

これは知らず知らずに自然を求めて癒されに行くということなのではないでしょうか。

「これだ！」
この癒される自然の風景を庭の中に取り入れてみよう。

『見て、聴いて、触って、香って、食べて』
五感をフルに刺激して癒される庭を考えよう。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、子供達が家族みんなで楽しめる庭を創造しよう。
そう思ったのです。
 

悩む前は、お客様のためではなく、自分のために庭をつくっていたような気がします。
いろいろなことを思い出してからは、その家に住む人たちのための『癒される庭づくり』 をしようと強く思いました。

 

『自然の風景を切り取ったような庭づくり』 

これは、ただ樹木や草花を中心とした森のような庭づくりではありません。
人それぞれ、好みが違います。

庭に何を求めているかも違います。
癒されると感じることも違います。

「これは、あなただけの癒しの庭」
「世界に１つしかない、あなたの庭」

という意味が込められています。 

あなたの家の、あなたの庭の、あなたのためだけの世界に１つしかないお庭づくりをナカハラガーデニングはお約束いたします。